こんにちは、朝岡 優です。
日本株や外国株をいざ買おうと思うと、いつ買えばいいの?
含み益が出たから、いつ売ればいいの?
と悩むと思います。
僕も昔はいつも悩んでました。
買った後、株価が下がって「うわ〜〜!!」となったり、
買おうと思っていた株価が上がって「こっちにしておけば!!」となっていました。
しかし、ある事の知識を知ることでその悩みが一瞬で解けるでしょう。
投資をする理由は?
前にも書きましたが、
投資は時間を味方につける事で、
資産を増やす事です。
なので、長期スパンを前提に投資を考えます。
ここでいう、長期スパンは投資方法で変わってきますが、
最低でも1年以上で考えます。
さて、本題です。
そもそも、投資をする目的は何でしょうか??
そりゃ資産を増やす事だと思います。
この見方を変えて、
この資産を増やすことを結果とするとこれをする目的が生まれてきます。
なので、この結果を起こす為に、
もう少し深掘りして、
目的を「5W3H」で詳しく考えてみましょう。
その投資の目的を、(僕の内容を右側に書いています)
いつ(When)・・・米国株とインデックスは老後に受け取る(20年後以降)・日本株は毎年受け取る。
どこで(Where)・・・株式市場で
誰が(Who)・・・自分が
何を(What)・・・米国株・インデックス・日本株
なぜ(Why)・・・未来の資産を増やす
どのように(How)・・・インデックスはドルコスト法で・米国株と日本株は買い時に
どれぐらい(How Many)・・・複利5%で
いくら(How Much)・・・全体の資産の決められた割合を
こんな感じで僕は目的を明確にしています。
米国株とインデックスと日本株全て株式投資ですが、
それぞれ別の目的が存在し、別々の手段と方法を取っています。
あなたの5W3Hは明確にしていますか??
ざっくりでいいので考えてみましょう。
なぜ、こんな事をするかというと、
後で投資した後、
毎日気になってしまって、
あーでもない。こーでもない。
下がったから、損切りしよう。
上がったから、買い増ししよう。
やった増えたと思った後、
コツコツドカンと一気にマイナスになって
大きく損切りしてしまう事になってしまうこともあります。
これを防ぐために明確にします。
ある程度決まったら、次の段階に行きましょう。
やっているうちに埋まっていない所や、
もっと詳細に決めていきましょう。
目的に合った入口戦略と出口戦略
ある程度目的と手段が決まったら、
それを行うために次に考えることは、
戦略を考えます。
と言っても、
長い歴史のある投資には既にその戦略が既にあります。
それをそのまま利用すればいいのです。
一般的には、
- 入口戦略…株を購入の仕方
- 出口戦略…株を売却の仕方
の2つを利用して考えます。
目的によってこの2つがある程度決まっています。
高配当株投資
これをする目的は、
毎年受け取りその年の収入を増やす為です。
入口戦略
これの入口戦略は、購入時の配当利回りが良いタイミングのその時に購入します。
例えば、ポートフォリオの目標の配当利回りの平均を5%とすると、
株価が安く、配当利回りが高い時、一気に購入したいですよね。
配当金が50円と仮定して、同じ株を買うとき
- 1株2000円で配当利回り2.5%
- 1株1000円で配当利回り5%
- 1株800円で配当利回り6.25%
どれを買いたいですか?
絶対に一番下の1株800円ですよね。
このように、高配当株投資は狙ったタイミングで購入するのが入口戦略になります。
出口戦略
では、逆に出口戦略はというと、非常に簡単です。
”売らない”です。
株を持っているだけで、毎年の不労所得として配当金が入っていきます。
100万円投資すれば、毎年5万円(税抜前)入ってきます。
この権利を放棄するのは、
本当にお金がなくなった時ぐらいです。
僕の場合は、
子供が出来たら、
子供にお金の勉強をさせる為に
そのまま今持っている口座をそのまま上げる予定です。
インデックス投資
インデックス投資とは、
株式市場などの全体的な動きを表す指標に連動した投資結果を目指す手法です。
一般的には投資機関に一任して任せる方法です。
これをする目的は、
右肩上がりの指標を選択し、数十年後に上がった株価を売って資産を増やす方法です。
特定の指標に連動した動きを自分管理するのは、
膨大な時間と知識を要します。
あなたにその時間と知識があれば自分でやっても良いでしょう。
しかし、初心者の人がするのは不可能でしょう。
なので、プロに一任します。
入口戦略
これの入口戦略はいくつかありますが、
代表的な方法として
”ドルコスト法”です。
ドルコスト法とは、毎月一定額購入する方法です。
高い時は購入する株数を少なく、
安い時は購入する株数を多く購入します。
一般的にリスク分散等言われますが、
僕的にはリスク分散ではなく、入口戦略の簡単化だと考えます。
何故なら、
未来の株価は読めないし、
それまでの値動きが分からないので、
長期スパンの特定の短期スパンで考えれば、
さほど変わりません。
なので、何も考えずに、
(経済の成長は株価の成長でもあるので、経済が成長する前提ですが)
未来は(数十年後には)上がっていると思って投資をすれば、
毎月一定額を投資が出来ます。
また、普通の人が何百万円用意するとなると、
ある程度の期間が必要になると思います。
しかし、毎月少額でも良いのであれば、
生活を見直せば、
少額であれば可能でしょう。
毎月の余力資金を投入すれば良いですが、
人によっては余力資金は全力で遊ぶ方もいるでしょう。
そんな方は、給料の天引きと思ってやれば良いでしょう。
毎月の特定の日に機械的に購入する為、
買った後にあーだこーだいうことがありません。
だって、機械ですから。(笑)
出口戦略
取り崩すというと人の心理で抵抗があるかも知れません。
実際、僕も今まで取り崩したことがないので、
その時の心境は分かりませんが、
下記の方法で取り崩すでしょう。
これの出口戦略もいくつかありますが、
代表的な方法として
”4%ルール”です。
4%ルールとは、”取り崩す時の4%を毎年取り崩していく”方法です。
これを見ると、25年で0になると思われるかもしれませんが、
そうなりません。
なぜかというと、アメリカの一般的な株価の成長率7%と物価上昇率3%と仮定すると、
半永久的に目減りせずに生活することができます。
これはアメリカ株が軸なので、為替が影響しますので、
半永久的にはなりません。
しかし、取り崩した残りに利回りが上乗せして、
翌年にその利回りを含んだ額を取り崩すので減少額は抑えることは出来ます。
簡単にシミュレーションして見ましょう。
投資額の元金が1000万円とします。
その4%は80万円。よって取り崩した後は、920万円
その920万円の利回りと物価上昇率を加えると、1013万円
元金が戻っていますね。
日本は株の成長率や物価上昇率を期待できませんが、
アメリカの指標に連動したインデックスを購入すれば、
為替リスク等を考慮したら、
25年より多く取り崩し続けることが出来るでしょう。
その他の投資方法
代表的な投資方法はこの2つです。
この2つ以外にいろんな投資方法がありますが、
プロでもなく、
知識も体験も豊富でない人が手を出しても、
どれもリスクが高いものだと思います。
〇〇株に一点集中投資
レバレッジ投資(値動き実際の数倍と考えたようなもの)
等々
どれも、リスクがとても大きいのでお勧めはしませんが、
サテライト(全体にそれほど影響しない・ちょっとした額)
としてであれば問題ありません。
実際、僕も少額しています。
(2022年7月の時点で、
とある一点買いした株は3分の1になっています。(泣))
どれもリターンが大きいですが、
自分のリスクの許容度を超えていると、
疲れますし、手に負えなくなります。
例えば、一点集中投資をすると、
その会社に悪いことがあると、株価は半値以上下がり資産は半分以下になります。
最悪、倒産すると、資産は0になります。
まとめ
株を購入するタイミングと売却するタイミングはその目的と手段によって、異なります。
投資目的は
- 毎年の収入を増やす目的なら、高配当株投資
- 資産を増やして将来(老後)に取り崩すなら、インデックス投資
購入するタイミングは
- 高配当株投資は配当利回りが高い時に投資
- インデックス投資はドルコスト法を使い、タイミングを気にせずに毎月決まった時に決まった額を投資
売却するタイミングは
- 高配当株投資はそもそも売らない
- インデックス投資は4%ルールを使い、毎年4%ずつ売却
その他の投資方法については、初心者や知識や経験が浅い人は手を出してはいけない
(やっても良いですが、リスクリターンと背負えるリスクを考慮しましょう)
これで、買い時と売り時がはっきりしましたね。
ではでは、この辺で。
朝岡 優でした。